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ソルトルアーの定番!シーバスの釣り方とその魅力

ソルトルアーでスズキをターゲットとする場合に、スズキのことをシーバスと呼びます。
ソルトルアーの世界ではシーバスはいまや定番の魚です。
今回は初心者向けに、シーバスの釣り方とその魅力をご紹介しましょう。

シーバスの生態

シーバスは日本では北海道南部以南の沿岸部に生息し、港湾や磯、サーフ(砂浜)など様々な場所から釣ることができます。
一部のシーバスは川を上るため、海だけでなく河川でも釣ることができます。

春から秋にかけてシーバスは内湾や沿岸部に集まり、とくに産卵後の春と産卵前の秋は釣るのにベストなシーズンとなります。
最近は冬でも工夫をして釣る人が増えているのも面白い点です。

また、かつてはシーバスと言えば夜釣りがメインというイメージがありましたが、現在では日中のシーバスを狙うためのルアーやタックルが数多く存在します。
基本的には夜行性で、曇りや雨の日、潮が濁っている日などは日中でも釣りやすい傾向があります。

関連記事:どの時期がベスト?シーバスがよく釣れる季節
https://duel.co.jp/guide/archives/25

シーバスは沿岸生態系のトップに君臨すると言われるほど様々な種類の餌を食べます。
時期によって小さなイワシ、ボラ、鮎などの小魚、カニやエビなどの甲殻類、ゴカイやイソメなどの多毛類、イカやタコなどの軟体動物も捕食します。

シーバスの種類

冒頭でご説明したとおり、シーバスとは実はソルトルアーの世界で呼ばれる名前であり、正式な魚名ではありません。
一般的にはスズキのこととされますが、スズキは種類が多く、主にスズキ(マルスズキ)、ヒラスズキ、タイリクスズキという3種類の魚のことを指すと捉えれば良いでしょう。

マルスズキとも呼ばれる「スズキ」は日本で最も一般的なスズキであり、内湾を好み、狙いやすい魚です。
スズキは4歳魚以上・60センチ以上のものをそう呼び、80センチ前後まで成長します。
中には最大で1メートルを超えるものもいます。

一方、磯場に生息することの多いヒラスズキは引きが強く、アグレッシブな釣りが楽しめるため、上級者から人気がある魚です。

また、主に西日本にいるタイリクスズキも専門で狙う人がいます。
このタイリクスズキはもともと中国沿岸、台湾、朝鮮半島西岸にかけて分布していた外来種です。
3種類のスズキの中で最も大きくなります。

シーバスの釣り方

シーバスはソルトルアーフィッシングの代表的な対象魚です。
ショア(岸)からのキャスティング、沖でのジギングなどルアーを使った様々な釣り方があります。
さらに昔からエサ釣りでも親しまれており、エビ撒き釣りや、ゴカイなどを使った電気ウキ釣り、ぶっこみ(ドボン)釣り、小アジの泳がせ釣りといった釣り方が知られています。

シーバスの魅力

シーバス釣りはなぜ人気なのでしょうか。
その魅力を挙げてみましょう。

豪快な引き

シーバスは非常に引きの強い魚です。
水面にジャンプしながら激しく頭を振る「エラ洗い」と言われる動作で針を外そうとすることでも知られています。
実際にこれがバラシにつながることもあり、緊張感のあるエキサイティングなファイトが楽しめます。

様々なポイントで釣れる楽しさ

シーバスが好む場所にはストラクチャー(障害物)、シェード(影)、潮目、濁りなどがあります。

基本的に暗い場所、変化のある場所にいますが、逆に狙う人が少ない明るい場所で釣れることもあります。
季節や時間帯によってポイントは変化し、当たりポイントが見つかると連続で釣れ、外れるとまったく釣れないという攻略性の高さも特徴です。

フットワークを生かしてポイントを探す楽しさを味わえるでしょう。

ルアーを自在に操る楽しさ

ルアー選びから始まって、アクションを加える、泳がせる層を変えるなど、経験や勘を頼りにアイデアやテクニックを駆使して挑めるのもシーバスの面白さです。
戦略を練り、ルアーを自在に操って釣り上げたときの達成感はたまらないものがあるでしょう。

シーバスはソルトルアーフィッシングの代表的な魚種です。
入門者の方にも楽しめる要素がたくさんあるので、ぜひ挑戦してみてください。